2019.06.20
代表津田の起業までのストーリーと会社に込めた想い[他メディア掲載内容]

ビジネスアイデアを思いついてから起業にいたるまでの歩みをお届けする「Startup Story」。
第9回は災害情報メディアを運営し、災害で苦しむ人を助けようと日々活動されている株式会社Tech Designの代表取締役 津田裕大氏。
大学生時代に、知り合いの企業の代表として企業経営を経験し、その後、自らも事業を立ち上げた現在について、お話をお伺いしました。

人生で圧倒的な結果を出すために起業家の道へ

高校生の時、居酒屋ワタミの厨房でアルバイトをしていました。当時は、スタッフが少数で大変な労働環境でした。アルバイトを続ける中で、料理の腕前が上がり、早く、美味しい料理を提供することができるようになり、お客様やスタッフ仲間から感謝されるようになりました。
それまで、自信を持てずに生きてきましたが、ワタミでアルバイトをしたことで、自信を持てるように生まれ変わることができました。
その時に、将来仕事をするなら「圧倒的な結果を出して、多くの人に喜んでもらえる仕事がしたい」と強く思うようになり、起業家の道を進もうと決意しました。

起業家を目指した大学生活

大学に入ってカフェのアルバイトを始めました。そのカフェは、ゲームセンターの2階にあって、当初は全くお客様が入らず閑散としていました。赤字の状況でアルバイト代をもらい続けるのは申し訳ないと思い、オーナーに集客の提案を行いました。まず、店舗が2階にあるために認知されていないという課題を解決するために、1階にお店の案内ポスターを設置するように提案しました。次に、西宮北口ということもあり、女性が多いエリアであったので、メニューになかったパンケーキを始めるように提案しました。また、SNSなどで写真をアップしてもらえるように、クリームを山盛りにするなどして見た目なども工夫しました。その結果、お店は頻繁に満席になるようになりました。
カフェの経営をしていたのがWebデザイン会社の社長で、集客の成果に対するお礼もあって、Webデザインを1年半学ばせていただくことができました。集客の実績、Webデザインを学んだことで、起業への道筋ができた気がしました。
起業し成果を出すには、デザイン力と別に営業力も必要になるのではと考え、営業のアルバイトも経験しました。
圧倒的な営業力を身に付けるには、普通の営業をしていてはダメだと考えました。
店頭に立つような受動的な営業。アポイントを取るだけの営業。誰かが取ったアポイントをクロージングする営業。それらは看板がなければ売れない。
だからそんなことをやっていても営業力は短期間で身につかない。売る商品に頼らず、且つ一番売りにくい営業を経験する必要がある。
そう考えた私は、営業代行会社のアルバイトとして、飛び込み営業をはじめました。
それから一年半は、毎朝6時にオフィスに行き、遅い時は夜中の3時まで働くハードワークな日々を過ごしました。半年で全国トップの売り上げを出す程に成長しました。(大学は週2日程行きました。)
断られ続けても一貫して取り組めるメンタル。興味を持ってもらう為のトークテクニック/ボディランゲージを深く学びました。

大学在学中に起業したいと考えていたので、国内最大級の起業家輩出プログラム「KBB」に参加していました。その時に、知り合った方から会社の経営を任せていただくこととなり、自分で知り合いと共に企業の共同経営を行うことになりました。
経営は順調で業績も上がっていました。しかし、共同経営者と考えなどが合わなかったという事もあり、抜けて改めて起業する道を選びました。

大阪府北部地震に被災したことをキッカケに、災害支援サービスで起業

2018年6月18日、大阪府北部地震を被災しました。同じ年の7月、西日本豪雨による災害をニュースで目にし、多くの人が災害で苦しんでいることに感じるものがありました。私が被災した西日本豪雨では3日間、停電しました。その時、携帯電話は通じていたのですが、欲しい情報を的確に入手することができず、不安な日々を過ごしました。これだけ、インフラが整っている環境でありながら、災害に関するツールが全く整備されていないと痛感しました。
そこで、災害に関するサービスを世に提供し、少しでも災害で苦しむ人を支援したいと思い株式会社Tech Designを設立しました。

事業を通じ災害現場の現実と課題が見えた

最初の災害支援サービスとしてWebメディア「SAIGAI JOURNAL」を立ち上げました。SAIGAI JOURNALでは、防災情報、被災した方々の現場の声や情報、ボランティア活動などの情報を発信しています。現場の状況を正確に伝えるために、被災地へ出向きインタビューさせていただいています。
以前は、役所や政府に対して「もっと早く対応できないのか」という気持ちがありましたが、被災地に行って実際に現場でインタビューさせていただき考えは一変しました。ある市では、市長自ら1か月間、自宅に帰らず、お風呂にも入らずに、不眠不休で復旧にあたっておられました。これほど市の人が頑張っていることは知られておらず、世間では対応が悪いと非難されており、それはおかしいだろうと感じました。
また、ボランティアについても、誤解がありました。多くの人がボランティアに行った結果、押しかけボランティア、詐欺だとか、誹謗中傷されているニュースを見たり聞いたりしましたが、実際は現場でボランティアが足りてないケースが多く、困っている人にボランティアの手が差し伸べられない状況でした。情報の交通整理がされていない状況について、大きな課題だと感じました。

今後の展望

現在、スマレプというサービスを開発中です。これは、被災地にインタビューに行った際に感じた「情報の交通整理の課題」を解決するサービスです。被災地で支援活動をしたいボランティアの方やボランティアを要請したい方のマッチングができ、防災イベントなどにも利用できるアプリになる予定です。再来月にはβ版をリリースし、年内に正式リリースできればと考えています。利用者は、災害支援団体をイメージしていて、既に幾つかの災害支援団体からは利用について前向きな話をいただいています。
将来的には、東日本大震災の10倍の被害が発生すると予測されている「南海トラフ地震」などに備え、予防情報の発信、災害発生時に備えたサービスの展開など、自治体や政府と連携していきたいと思っています。


【津田 裕大氏プロフィール】

大学在学中に企業経営を経験した後、2018年9月に株式会社Tech Designを設立。設立当初は、企業のWebサイトのブランディングや制作を行いながら事業資金を増やし、現在は、災害情報メディア「SAIGAI JOURNAL」の運営、「スマレプ」の開発に注力している。自治体、政府、民間ボランティア団体と連携しながら災害予防・災害支援サービスを展開している。

【SAIGAI JOURNAL】

株式会社Tech Designが提供する、災害情報サービス。
災害に対して興味を持つキッカケになる「災害特集コンテンツ」と災害時に命を守るための「防災コンテンツ」の2軸で構成。
https://saigai-info.com/

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